この記事は2019年8月26日発売日の月刊少年シリウス2019年10月号に掲載されている人形の国の30話のネタバレ感想、考察記事になります
人形の国「30話」のネタバレ
エスローはじょじょに人としてのかたちができあがっていた。エスローの復活のときは近い。
さらにエスローは指をピクッと動かしていた。
ケーシャは階段を駆け上がる。もう少しだ!!
エスローの転生者狩りもクライマックスにきていた。
転生者も口惜しそうに消滅している。
エナを手に入れたケーシャは隠れ家に向けてはしりだした。
いっぽう、リベドア帝国側。
人工コードと呼ばれるエナを細かくたたんだものを連結されて、なにかをつくろうとしていた。
その前でジェイドとリナイは合流した。
リナイは休養中で本能は力をつかってはダメなのだが、狩り出されることになったらしい。
巨大な円筒形の人工コードをクレーンで吊り上げる。なんとクレーンが折れてしまった!
しかしリナイの力で錬成した支えで無事に人工コードを立ち上がらせる。
その前にジェイドを模倣した全裸の巨大なヒューマン型の生物、アジェイドが歩いていく。
まわりの整備兵たちも思わず息をのんでいるようである。
アジェイドは服も着ていないので、寒がっていた。
タツシマはすぐにさむくなくなるというが、なにが起こるのであろうか。。。
そこから遠く離れたところケーシャたちは転換の光をみた。光が天に向かって伸びている。
ついに人工コードが起動されたのだ。
リベドア帝国側では人工コードによるエナの生成が行われていた。
エナの生成はまわりの物質を吸収して行われるようだ。
みんな危険だから人工コードから離れた。
そして、出来上がったものは、、、甲冑のようなものを身にまとったアジェイドだった。
人形の国「31話」の考察
弐瓶勉先生の作品は初期のころから目を通していた。
まさにダークSFと言わんばかりの漆黒に塗りつぶされた世界を描いたBLAME!
絵だけでなく、とにかくSFのお約束といえばお約束だが、作者が設定を作っていたとしても、それを作中で丁寧に説明をすることはほとんどない。
その不親切さを楽しむことがかえって一部のファンにとっては魅力的であったのだ。
この人形の国は、敵も味方も心情を丁寧に説明してくれて万人向けとなっている。
そして、ギャグすら描いている。
以前はストーリーが進めば進むほど、絶望にむかっていった弐瓶勉作品。
人形の国はこの先なにが起きようが希望がみえる。